パスワードマネージャーとしてBitWardenを使い始めたんだけどブラウザ拡張で少し悩んだので備忘録
BitWardenをブラウザで便利に使うために各ブラウザのアドオンが公開されている。
基本的にはアドオン単体で動作するんだけどOS側の生体認証(Windowsの場合Windows Hello)を使用するためにはデスクトップアプリを導入して、アプリ側で「ブラウザ統合を有効にする」をチェックする必要がある。
しかしこれをチェックしたあとにアドオン側の生体認証を有効にしようとしても「ブラウザ統合が有効になってない」とエラーが表示されてうまく設定できなかった。
アプリを入れ直したり設定オンオフ繰り返したり色々やってみたけどだめだった。公式ページにはVC++再頒布パッケージを入れろと書いていたけどそれでも変わらず
ググってもなかなか情報出てこなくてほんと悩んでたけど、GitHubのissueを検索してやっと対処法がわかった。
BitWardenのコミュニティの方に具体的に書いてあるということでそちらも確認

結果的にレジストリをいじらないといけなかった。
どうもこのブラウザ連携使用するにはBitWardenアプリインストールされているフォルダに入っているJSONファイルを使用しているようなのだが、どうもFirefoxで使用するパスがうまくレジストリに書かれていないようだ。
Chromeの方は(インストールしてないけど)レジストリ存在していたのでそれを参考にFirefox用のレジストリを生成することで有効にすることができた。
手順
1. レジストリエディタ起動
スタートボタン押下して「regedit」を起動
2. Firefoxのレジストリ格納するパスに移動
HKEY_CURRENT_USER\Software\Mozilla\NativeMessagingHosts
3. BitWarden用のフォルダ生成
上記フォルダで右クリック→新規を選択して「com.8bit.bitwarden」を生成
4. JSONファイルのパスを設定
上記フォルダを生成すると「規定」の項目があるのでダブルクリックして値を設定
ここに入力するデータは自分の場合、Chromeの項目からコピーした。
「HKEY_CURRENT_USER\Software\Chrome\NativeMessagingHosts\com.8bit.bitwarden」に値が設定されていたのでそれをコピーして、「chrome.json」の部分を「firefox.json」に変更した。
自分の場合は下記のようになっていた。
「C:\Users\username\AppData\Roaming\Bitwarden\browsers\firefox.json」
事前にこのパスにファイルが有ることを確認しておきましょう。
5. 生体認証有効化
レジストリを保存したらアドオン設定から「生体認証でロックを解除」を有効にすると問題なく連携できた。
気が向いたらもうちょっとわかりやすくまとめ直そう
とりあえず今解決したことを忘れないように記事として残した。
余裕が出てきたらわかりやすいように画面キャプチャ載せたりしよう。
コメント