イトーキのスピーナチェアを中古で購入

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腰痛い!

去年Amazonで安物のゲーミングチェアとも言えないような安物(セールで9000円)を去年買って使ってたのだけど、案の定腰が痛くなった。
ゲーミングチェアが大して座り心地良くないこと自体は理解していたのだけど、元々使っていた椅子が壊れたのと、Amazonのセールが重なったので一度試してみたくて買ってみた。

買ったモデルが特に悪くて、上下昇降が低すぎたり座面が長すぎたりで自分のPC環境と決定的に合っていなかった。
その御蔭で1年も経たずもっといいものを欲しくなった。(家電屋に売っているもっと高いのだとここまでひどくはなさそうなんだけどね)
ということで先人の教え通り高級オフィスチェアを探すことに

高級オフィスチェア

さて高級なオフィスチェアといえばハーマンミラーのアーロン
むしろそれしか知らなかったので改めて色々と調べてみたら、海外メーカーだとハーマンミラーとスチールケース、国内だとオカムラ、イトーキ、コクヨあたりのメーカーがそれぞれ中、高価格帯で色々とモデルを出していることを知った。

どれも安くても5万、ハイエンドモデルなら10万超えが当たり前な世界だから新品で買うのは諦めて、最初から中古前提で
そうなると新品だと12年保証だけど、中古になったら保証の切れるアーロンやその他ハーマンミラー製はその割には値落ちせずに魅力が半減
ということで国内メーカーを主として調べた。
中古のオフィス家具はオフィスバスターズというお店が有名で福岡にも店舗があるので在庫を確認した。
(チェアは大きなものなので配送だと高く付くからできれば直接受け取れる店舗が良かった)

最初はコクヨのフォスターというオフィスチェアが元値が15万くらいして中々良さそうだった上、可動肘置き付きで税別1.5万円だったので候補にしてたんだけど、店舗で現物確認をしたところ思ったより座り心地が普通で(悪くはないんだけど他の高級チェアみたいな感動がなかった)一旦保留してもらった。
機能としては座面奥行き調整、ロッキング、可動肘と欲しい機能は揃ってた上、アッパーチルトという腰から上だけが更にそれる機能は良かった。

その帰りコストコにも寄って、噂に名高いアーロンもどきを見に行った。
アーロンっぽい椅子はAmazonでも怪しいのいっぱいあって気になってたから一応見てみた。座り心地は悪くなかった。
けどやっぱりちょっと安っぽい。(新品1.3万と実際安いから仕方ないね)
そのとなりにイトーキのC-SALIDAという椅子を発見。座り心地はとても良かった。
調べてみるとこれはイトーキのミドルクラスのオフィスチェア、サリダの最上位モデルYL-9からヘッドレストをなくしただけの違いっぽい。
YL-9が4万円のところC-SALIDAは2.4万で、更に時期によってはセールで2万近くまで下がるっぽい。
座って機能を確認したところ可動肘の調整範囲は広く、座面奥行きも調整でき背もたれもエラストマー製でとても良さそうだった。デザインはハーマンミラーのセイルチェアにインスパイアされているのかな?
ミドルクラスの価格帯の椅子だけど機能はハイエンドと近いものがあり、第一候補に。
これをセール時期を見計らって買うのが一番かなと思ってその日は椅子探しを終えた。

激安スピーナ発見

それでセール情報を見つつ中古屋の在庫を確認する日々を1週間ほど続けていたのだけど、ある日オフィス家具屋とは全く関係ないただのリサイクルショップでイトーキの椅子が売られているのを発見した。
最初はポップにイトーキのオフィスチェアとしか書かれていなかったから安物なのかなぁと思いつつ現物を確認したらなんとイトーキではフラッグシップに近いハイエンドのスピーナ!
サリダよりさらに特徴的なエラストマー製の背もたれ、PSS(パッシブスライドシート)やALS(アクティブランバーサポート)といった先進的な調整機構のついた高機能な一品。しかもヘッドサポートはないけどアルミミラー仕上げの一番高価なオプション!
色はスモークグレーとこのモデルで一番特徴的な色
これでお値段はなんと驚きの4000円!
ジャンク品かと思えば特にそのような情報もなく稼働品のようだ。
思わず店員さんを呼んで、いくつか質問をしつつ状態をチェック
特徴的な各機能やその他ロッキング、ガスシリンダーなど基本的な機能に問題がないことを確認。
ほぼ即決で購入した。
ここまで安かったら仮にこの他に壊れている箇所あっても余裕でもと取れると判断
多分この価格は単純にお店側がモデルの詳細を把握していなかっただけかと。本来イトーキの椅子は座面下部に説明書を収納するスペースがあるけど何も挟まれておらず、モデルナンバーやシリアルナンバー書いたシールにもモデル名は記載されていなかったので調べられなかったのかな?
まともな中古屋さんだと安くても3万はするし。

おかげで下のツイートのように車も整理してない状態で汚い車内を写真に収めてしまったw

しかし、重い!
調べたらこれ30Kg近くあるぞ。
一人で車に乗せるのも一苦労だった。
マンションはエレベーターがあってよかった。これを階段で上げるのは流石に辛かっただろうな。

改めて状態確認

購入前に簡単に状態は確認したけど家に持ち帰ったので、掃除機や除菌シートで清掃しつつ詳細な状態確認。
お店で雑に展示されていたので汚れはそれなりにあったのできれいに拭き取り。
ミラー仕上げの足はそれなりにくすんでいるけど、時間を見てピカールとかで磨けばきれいになりそうだな。

座面は相応に汚れていてシミなども見られた。
(これに関しては後日カバーを外して選択したらきれいになったので後ほど説明)

エラストマーの背もたれは時に傷や劣化もなさそうで、素材ならではの拭き掃除だけできれいに。
他のレビューでは溝に溜まったホコリを掃除するのが面倒だとあったが、指一本分くらいの隙間はあるのでウェットティッシュ等で拭く事自体は特に問題なかった。

少し問題を感じたところはロッキング調整レバーのロックが劣化しており、レバーを倒してロックをフリーにした状態でもすぐにロック状態に戻ってきてしまうことだった。
これに関しては座面を分解して(スピーナはネジ4本で簡単に座面を取り外せる)レバー機構を確認したところ小物パーツが経年劣化で破損していたのでメーカーに部品のみ取り寄せ可能か問い合わせ中

あとは座面のウレタンが劣化してぼろぼろになっていた。
まずはそのまま座り心地を確認したけど、先に述べたカバーの洗濯と同時に補修済み。
後日方法を掲載する。

座り心地など

さて一通り確認できたところで座り心地などを確認する。
本来ならこの価格帯のものは事前にちゃんと座り心地を比較検討するのがセオリーだけど、突発的に買ったので事後に確認することになっちゃった。
メーカーの説明通り、スピーナはまず座面に体重をかけるとPSSという機構が働き座面が沈みつつ後退する。
これで奥行き調整なしでも最適な座面位置にお尻が置かれる。
更にPSSと連動して、座面が沈むほど腰のランバーサポートがせり出してきていい具合にフィットする。これをALSという。
この2つの機構のおかげでラフに座ってもフィットしてくれるので調整範囲がとても広い。
説明を読むだけではイマイチ理解できなかったけど、座ってみてなるほど、とても気持ちよくフィットしてくれた。

座り心地は上記機構の他、イトーキの特徴であるベンディングシートとかの影響からもっと柔らかいのかなと思ったけど、そんなことはなく見た目のプラスチック感よりかはマシだけどそれなりに硬い座り心地だった。
特に座面に関してはベンディングシートといえども、メッシュチェアとかの座り心地とは別物で普通のウレタンフォームの座面って感じだ。

肘置きは可動式で上下に加えて内側に角度をつけて回転させることができる。
でも最近のチェアでは前後や内側に平行移動できる物も多い中少し物足りなさは感じる。
特に座面が広く比較的離れた位置にあるので、もう少し内側に寄せられる調整が欲しかった。(回転調整のみだと手前側の幅は変わらないので少し合わない)
結構恰幅の良い体格のつもりなので自分でも大きく感じられるのだったら、広すぎな気はするのだがあまりそういったレビューは出ていないな。座り方がおかしいのかな。

感想

とてもいい買い物だった!
結果として4000円で十分満足できるものが手に入り、故障もDIYで修理できそうな範囲だった。
座面交換の件、レバー修理の件は別記事で追記していこう。

コメント

  1. しんしん より:

    はじめまして。私もリサイクルショップでスピーナの掘り出し物を購入しました。同じ症状をかかえているので記事のアップ楽しみ待っています。

    • りぐん より:

      コメントありがとうございます。
      やっとメーカーと見積もり取れてやり取りしている最中なのでもう少し進展があれば更新します。

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