激安スマートウォッチ Amazfit GTRレビュー!

ガジェット

Amazfit GTRとは?

中華スマートウォッチとして有名なAmazfitが去年発売したモデルです。
Amazfitはスマートホンで有名なXiaomiのエコシステムのひとつなので、有象無象ある中華ガジェットの中では比較的安心して買えるメーカーですね。
特徴としては円形有機ELディスプレイを搭載して2サイズ展開(42mm,47mm)、センサーとして加速度センサー類はもちろん心拍センサー、GPSまで積んでいるのでスマホレスで単体で運動中の軌跡をたどることができる。
スペックだけ見ればHuaweiのHuawei Watch GTや各種WearOS端末、そしてAppleWatchと引けを取らない性能
そして電池持ちは公称で3週間持つと謳っている。
デザインも悪くなく、というよりかなりいい感じに仕上がっている。
このてんこもりのスペックでなんと1.5万弱で購入することができる。
スマートウォッチがほしいけど、数万も出せないよという人にはかなり良いかと

自分は今メインのスマートウォッチとしてWithings Steel HRを使用しているのでこれと比較していく。
Withings Steel HR購入&開封レビュー
Withings Steel HRを3年使ったので再レビュー
Steel HRについては上記記事に書いているけどかなり気に入って使い続けているので良い比較になるかと

開封

なにはともあれまずは開封の儀からですね。
さて、今回はコロナウイルスの影響で中国からの到着にかなり時間がかかりました。
こちらが箱ですね。
Google Pixel 3 XL (4.44mm, f/1.8, 1/24 sec, ISO71)

スマートウォッチなのでスマホやPCなどよりは遥かに小さい。
最近の中華ガジェットはシンガポールポスト等の激しい荒波にも揉まれても大丈夫なように結構厳重な梱包されていることもあるけど、今回はかなり簡素な包装だったので側はだいぶ潰れたりしていますね。
ここら辺気にする人は中華ガジェット買えないですよね。

さて箱を開けましょう。
Google Pixel 3 XL (4.44mm, f/1.8, 1/30 sec, ISO97)

Google Pixel 3 XL (4.44mm, f/1.8, 1/24 sec, ISO55)

こちらもかなりシンプル、最近の流行りに乗ったワクワクする開封感みたいなのがあるわけではありませんが、そもそもが激安なモデルなのでそこを求めるものではないですね。
安っぽくはないので問題ないかと
Google Pixel 3 XL (4.44mm, f/1.8, 1/24 sec, ISO89)

入っているものは時計本体、充電器、説明書
必要最低限のもののみ

今回のモデルは47mmのシルバー、茶色バンド
ベゼル、ケースともに高級感漂いボタンのデザインもよく安っぽさが全然ない。
バンドはフェイクレザーだけど、運動中にも使用しプールでも使えるレベルの防水性があるからこれでよい。
電源を入れてるとロゴが表示されしばらくするとウォッチフェイスが。
デフォルトのウォッチフェイスもデザイン良く纏まっている。
届く前は47mmは大きいかなと思っていたけど装着してみればぴったりだ。
Google Pixel 3 XL (4.44mm, f/1.8, 1/40 sec, ISO110)

アプリ

スマートウォッチなのでスマホと連携できなければ何も意味ないですね。
WearOSではないので独自にアプリで連携する必要があります。
ということでまずはアプリを入れます。
AndroidなのでGoogle Playで「Amazfit GTR」を検索、トップに出てくるAmazfitアプリを選択してインストール。
完了して起動すると、まずは時計の接続
時計画面にはQRコードが表示されているので、アプリのカメラで認識すると自動で設定される。
接続されると時計のアップデートが走る。
完了すると普通に使用することができる。

カスタマイズ

さて、実は商品が届くまでの間にカスタマイズ用のパーツを注文していたのでろくに使ってもいないうちからカスタマイズした。
Google Pixel 3 XL (4.44mm, f/1.8, 1/24 sec, ISO87)

Google Pixel 3 XL (4.44mm, f/1.8, 1/120 sec, ISO77)

ベゼルをタキメーター風にするパーツ
デフォルトでも全然問題なかったけど、ダイバーズウォッチ風にしたくて
Amazonで1500円くらいだったけど、後でAliExpress見たら500円で売ってた…

まぁ、アリだと1ヶ月近くかかるから速さを優先するならいいかな。

あとは画面保護フィルムとしてガラスフィルム

これもAliだとベゼルに付属してた。
こっちは2枚入っているから割れたときのための備えにはなる。

そしてウォッチフェイスをオメガ風に
デフォルトで選択できるウォッチフェイスは公式のもののみだが、下記アプリでサードパーティのものを入れることができる。
各時計ブランドの有名モデル等もある。
ベゼルのタキメーターによく合うオメガのSpeedMaster

Google Pixel 3 XL (4.44mm, f/1.8, 1/30 sec, ISO69)

なかなか好みに合うデザインに仕上がった。
ガラスフィルムも違和感なくハマっている。
ベゼルや金属ではなく樹脂感があるけど、安っぽくはなくサイズもピッタリ

機能レビュー

さて、続いて大事な機能レビュー
ここはWithings Steel HRとの比較をしながらやっていきます。
ちなみにGTRを入手してからもWithingsは使用を続けており、両腕に時計をしている状態です。

アプリ通知

まずはスマートウォッチの基本機能、アプリの通知
スマホのアプリ画面で通知したい項目を選択することができます。
すべてのアプリを通知してしまうと煩わしいので自分は電話着信、LINE、各種SNSの通知だけを飛ばすようにしています。
接続の安定性としては申し分なく、スマホに通知が来た瞬間時計が震えるので電話が手元になくてもすぐに気づくことができます。
通知内容はアプリアイコンとスマホ通知欄に表示されるメッセージと同様のものが表示され、日本語でも問題ありません。
反対の腕に装着したWithingsも同じ通知設定にしていますが、通知するタイミングも殆ど変わりありません。
この部分は特に問題はありませんね。

アクティビティ

スマートウォッチで使用したい機能のもう一つの大事な点です。
基本的な歩数、睡眠時間、心拍数、運動の種類などを管理したいですよね。
まずは歩数
これは最も基本的な機能で問題があっては困る。
Withingsとの多少の差はあるが概ね同程度の歩数を示しており問題なさそう。
次に睡眠時間。
これも大体自分が寝たと思った時間に検知できておりWithingsとのズレもそれほどない。
睡眠中の状態も浅い・深いの2種類で分類されるのも同様。
ただこの検知がWithingsと少し違うかな。どっちがいいのかはわからないけど、こちらのほうが浅い睡眠が多くなってそうな印象。
あくまで目安なのでこの程度の精度あれば問題はないかなと思う。

普段の歩数以外で運動の種別ごとに記録を取ることができるけど、これが届いたのがコロナ禍の真っ只中だったため、まだ機能を確認できていない。
運動記録ではGPSを使用して軌跡をたどることができるので、山登りのときにでも試してみたい。
これはWithingsにはない大きなポイント。Withingsでもスマホとの連携で経路を記録できたけど運動中はスマホをバックパックに収めることも多く連携性の点ではこちらの手軽さにはかなわない。

電池もち

これは大いに期待している部分
Withingsを使用している一番大きなポイントでも、1ヶ月近く持つバッテリーがありそのせいで巷のWearOS搭載端末をなかなか選べない理由だった。
Withingsでは時刻表示はアナログなので常時動いていてもこの電池持ちを実現できてそうだけど、大型有機ELなデバイスでこの電池もち。
普段の運動から睡眠まで全部記録するデバイスという特徴上、毎晩充電しなければいけないという状況は避けたかった。
電池持ちに関わる設定はいくつかあるけど、ここはひとまず基本的な構成とした。

AllwaysOnDisplayはOFF
これは常時ディスプレイを表示するモード
通常だと一定時間経過後に画面がオフになるがこれを設定すると省電力モードでシンプルな時計表示が表示され続けるというもの。
有機ELなので画面の明るさに応じて消費電力は少なくなるので、専用画面で表示し続けるモードは最近主流ではあるが、それでも電池持ちが悪くなるのでひとまずオフで確認した。
これはアナログな画面が常に見えるWithingsが勝つ部分になるかな

心拍センサー
定期的な自動測定の設定があり、そのたびに測定が走る分電池持ちが悪くなる。
これは常に把握しておきたかったので一番短い1分感覚で測定をオンにした。

この状態でまずは満充電から電池が切れかけるまでの期間を見てみた。
通知は日に着信が数件やSNSからの通知がたまに届く程度だが、それなりに画面を覗いたりした。
結果としてはほぼ公称通り3週間近く使用し続けることができた。
自分の期待よりよく、Withingsに負けず劣らず使用できることがわかった。

まずは最初の1ヶ月で確認できたことはこれくらいだが、少なくともWithingsより劣っていると思った部分はなく1.5万という値段も含めかなりおすすめできる機種となった。

欠点

とはいえ褒めるばかりはアレなので、少し足りないなと思っているところを

一番大きいのは時計を覗いてから画面が起動するまでのラグかな。
AllwaysOnを切っているので、腕を上げたら自動で画面がオンになるのだけれど少しタイムラグが有る。
普通の状態だとそこまで気になるラグではないんだけど、作業中にちょっと覗きたいときとかに一拍間がある。
これは常に表示の見えるWithingsがやはり強い。(その代わりバックライトとかはないので夜間に見にくいという欠点でもあるのだけれど)
AllwaysOnにしたら電池持ちと引き換えに多少解消はされると思う。

次に有機ELは室内だと問題ないけど快晴時にバイクに乗ってたりすると反射で見にくい。
全く見えないというほどではなく、最近のスマホと同様の見え方はしてくれるけど、ここもやはりアナログなWithingsのほうが気に入っているかな。

機能的な面でいうと、ウォッチフェイスはサードパーティでも公開されているとはいえWearOSに比べると限られてくる。
自分はオメガの盤面を使ったけど、これもライセンス的に怪しいもの。
表示できる項目も限られており、他社ほど自由にいじれない。
汎用性という面では、アプリが入れれるかとかも普通評価項目に入ってきそうだけど、自分はスマートウォッチにそこまで求めてなくアプリ通知だけできればいいのでそういった評価は割愛する。

Amazfit GTRは中華版だとNFCが搭載されているのにグローバル版では省かれている。
これは中国のICカードサービスに依存するので、グローバル版では意味ないからってことなのはわかるけど、入退室管理をICカードでやってて今はおサイフケータイスマホを使用していたけど、時計でも管理できたらいいなと思ってたから載せてほしかったなというのが本音

欠点としていま挙げられるのはこの程度かな。
基本的には満足しているので自身を持って人に勧められる。

ちなみにAmazfit GTRには今年に入ってAmazfit GTR Liteというモデルも発売された。
デザインとしてはほぼ変わりなく、違いとしてはGPSが載っているかどうかのみ
GPSは運動の記録で例えば登山やランニングなどの移動記録を取りたいといった場合でなければ必要ないので、自分の使い方でいらないと思ったらLiteでも全然問題ないと思う。
自分は自転車も登山もするのであったほうが便利だけど。
この違いだけど5000円程度やすくなり1万で買えるので、こちらもかなりおすすめ。

終わりに

さて今回の初期レビューとしてはこんなかんじでとても満足できる一品でした。
Withingsと一緒に長期的に使っていくので、今後も長期レビューを追加していこうかと思います。

Amazfit GTR

コメント

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