前回の記事で蒸留酒飲みまくっていると話をしておきながらの、何故か日本酒の紹介をまっさきにやるという……
何を先に紹介しようかなと迷っていたけど、近所の酒屋に行ったら「獺祭 等外」が置かれていたのでつい買ってしまった。
せっかく開けたので先に紹介しようと
旭酒造の作る有名な日本酒、獺祭のシリーズの一つです。
獺祭といえばコンピュータによる徹底的な管理と純米大吟醸のみを作るということで有名なブランド
大分ブームが落ち着いたとはいえ、一時はプレミアム価格でないと手に入らなかったものですね。
50%精米による獺祭シリーズでは一番安価な純米大吟醸50や39%まで精米した磨き三割九分などがお手頃で飲みやすいですよね。
この等外は名前の通りランク外のお米を使用したものです。
日本酒を作るお米は等級があり、ランクがつくのは特級~3級まででそれに満たないものが等外です。
瓶の裏に書かれている説明によると獺祭の原料と使用される米の山田錦は収穫の5%程が等外米になってしまうらしい。
それをあえて使用したのがこのお酒
等外米は等級のついたものより粒ぞろいが悪いため、精米を30%までして品質の低さを打ち消しているとのこと
最初に獺祭は純米大吟醸しかないといったが、等外は異例の普通酒
しかしこれは特定名称酒を名乗るためには等級のついた米を使用する必要があり、等外米を使用したため純米大吟醸を名乗れなくなったため区分上この様になっている。
普通酒とは言っても工程は純米大吟醸と同じで更に精米歩合30%は磨き三割九分以上
これが税込み2000円なので純米大吟醸50より安い値段というからとても良い。(近くの酒屋での値段、定価はもう少し安かったはず)
欠点としては等外米を使用した影響で日持ちが悪いらしく、三ヶ月以内に飲んでくださいと書いてある。
今回買ったものは製造年月日が3月はじめになっているから、実質2ヶ月切ってる。
昨日買って早速軽く冷やして夜飲んだので肝心のレビューをしようと思ったのだけど、そもそも日本酒そこまで飲まないから味の違いとかレビューできないんだよね。
たまに飲むのも地元のお酒(田中六五、繁桝、鍋島 等)くらいしかないし
なのでかなり主観的な感覚でしか話さないよ。
飲んですぐの第一印象はTwitterで下記のように言ったよ。
獺祭 等外
等外米を使ったから普通酒扱いだけど、精米30%で純米大吟醸相当の仕上げにしている一品
甘くてフルーティで飲みやすい
個人的にはもう少しスッキリしたほうが好きだけど、獺祭らしく人に勧めやすい味 pic.twitter.com/I11OtPXaQk— りぐん@Groovy使い (@choonggeun) April 21, 2019
かなり美味しい純米大吟醸
精米30%は伊達じゃなく等外米を使用したとは思えない程の雑味の少ない味、今まで飲んだことのあるものの中でも上位の味
ただ他の獺祭飲んだことないので比較はできない……
飲み口は甘めで、香りはフルーティ、所謂初心者に勧めやすい日本酒だなとおもった。
甘さも香りも決して単に飲みやすいだけでなく日本酒としての味はしっかりある。
個人的な感覚としては少しネットリしすぎてて甘さが喉に残る感じがする。一緒に食べるものなら少し塩気の強いものが欲しくなる。
ツイートにも書いたけど自分としてはもう少しスッキリした飲み味のほうが好みではある。
ココらへんは好みの問題なので美味しさとは別の話、間違いなく飲みやすく人に勧めやすいしお手頃価格で単に安いだけではなくコストとパフォーマンス両方優れているものだ。
ちなみに最初の写真のグラスは、リーデルの足なしワイングラス、リーデル・オー……というわけではなくそれのコピーと噂されるダイソーのうすぐらす(108円)w
値段も素材(前者がクリスタル、後者はただのソーダガラス)も違うけど、軽くて飲み口がとても薄いので日本酒飲むのにもおすすめ
猪口や升で飲むのも美味しいけど、ワイングラスもなかなか合うよ。
旭酒造の公式ページでもワイングラスについでる写真あるし、良いかと
ダイソーのはワイン用赤白で別れたりはしてないしどちらかというと赤用っぽいけど、その他のワイングラス買うときは白のほうが合うと思う。
あと本物のリーデル・オーには大吟醸用のモデルもあって値段も手頃なので買ってみてもよいのでは?
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