Huawei P10 Plusレビュー カメラ・写真編

スマートフォン

はじめに

さて、ずいぶんと間が空いてしまいましたが開封レビューの続き、カメラレビュー編です。
P20で絶賛されているカメラ画質、その一つ前のモデルの実力を載せて行きましょう。

スペック

さて、まずは数字上のスペックを見ていきましょう。
ご存知の通り背面カメラは2つのセンサーを搭載しています。
片方はカラーセンサー、もう片方がモノクロセンサーです。

カラー:1/2.3 1200万画素
モノクロ:1/2.3 2000万画素
共通:F1.8 LEICA SUMILUX Lens,像面位相差+レーザーAF+コントラストAF

スペックを見るととてもすごいですね。レンズがライカのズミルックスという響きだけで惹かれます。
ただよく勘違いするのがF1.8だからといってボケがきれいだったりするわけではありません。
もちろん他社の暗いレンズよりはマシですが、F値はセンサーサイズに依存するので実際には高感度も強くないし数字から想像するような絶大な効果があるわけではありません。
それでも惹かれるものはありますが

操作感

このスマホはセンサーが2つついた特殊なカメラなため標準のカメラアプリじゃないと性能を発揮できません。
カメラに力を入れているだけあって操作感は良いです。
デフォルトではオートモードになっていますが、画面下部を上にスワイプすることでプロモードになり、露出補正やSS、絞りの調整を行うことができます。
左端を右スワイプすることで各種モード(モノクロなど)を呼び出すことができます。

さてそれでは作例を載せていきます。

モノクロ編

前回、開封のときにも述べましたがHuaweiといえばダブルレンズで片方がモノクロセンサーです。Leica M Monochromeと同じ仕様!(センサーサイズぜんぜん違うけど)
このセンサーでワイドアパーチャやズームなど様々な補正を行うことができます。
まずはセンサー単体での実力を見せてもらいます。

街角でのスナップ
同じ場所で2枚
空が入っているにもかかわらずくっきりとしていて、かつ白飛び・黒つぶれがない
カラーフィルターがないのでかなり解像感が高くスマホのセンサーだとは思えない
VKY-L29 (3.95mm, f/1.8, 1/2817 sec, ISO50)

VKY-L29 (3.95mm, f/1.8, 1/2053 sec, ISO50)

続いて公園での一枚
先程の写真よりさらに空の範囲が広いが、雲の描写・立体感がとてもすごい
コンデジでもなかなかこういう写真は撮れない
この写真はメインPCで使っている4Kディスプレイの壁紙にしているのだが、画質的に耐えてくれる(コンデジ高感度で撮った夜景は4Kだとノイズでなかなか厳しかったので明るい写真とはいえすごいことだ)
VKY-L29 (3.95mm, f/1.8, 1/5181 sec, ISO50)

街角でのスナップ
何気ない風景がヨーロッパ的な雰囲気を醸してとても素敵な一枚に仕上がる
VKY-L29 (3.95mm, f/1.8, 1/926 sec, ISO50)

広島に行ったときの原爆ドームの写真
壁の質感などがとてもきれい、アップや別角度からでもカリッとした描写でモノクロと相まってしっかりした味が出ている
VKY-L29 (3.95mm, f/1.8, 1/3185 sec, ISO50)

VKY-L29 (3.95mm, f/1.8, 1/951 sec, ISO50)

VKY-L29 (3.95mm, f/1.8, 1/2358 sec, ISO50)

カラー夜景編

夜景と言っても比較的明るいところで撮った同じ構図でホワイトバランス変えた3枚だが
1つ目はホワイトバランスオート、2枚めが曇り、3枚めが蛍光灯に設定してある
その他はフルオートで、タッチで測光場所を選択することで露出補正的なことをしてある
雰囲気的には2枚めの思いっきりかぶった色でもありかなと思う
VKY-L29 (3.95mm, f/1.8, 1/24 sec, ISO320)

VKY-L29 (3.95mm, f/1.8, 1/24 sec, ISO400)

VKY-L29 (3.95mm, f/1.8, 1/30 sec, ISO500)

ISO感度はオートで320~500程度である、このくらいだとPCディスプレイで拡大表示するとかでなければ耐えてくれる
ただし、それ以上だとセンサーサイズの限界で厳しくなってくる

カラー風景編

モノクロと同じく原爆ドームでの写真
空の青がとてもきれいに出ていて、カラーでも昼間なら気持ちよく使える
VKY-L29 (3.95mm, f/1.8, 1/1876 sec, ISO50)

2枚めは空に露出があっており建物は暗くなっているがしっかり描写できている
VKY-L29 (3.95mm, f/1.8, 1/1976 sec, ISO50)

遠景での一枚
流石にこのセンサーサイズだと木々を拡大するとのっぺりとした絵になっている
しかしスマホのディスプレイやL判印刷程度では問題なく、色もきれいなのであまり問題はない
VKY-L29 (3.95mm, f/1.8, 1/2398 sec, ISO50)

VKY-L29 (3.95mm, f/1.8, 1/539 sec, ISO50)

ワイドアパーチャ編

さて、P10を選んだもう一つの理由、ワイドアパーチャ
モノクロセンサーを使用することで被写界深度を擬似的に計算し付加することで、大型センサー・単焦点レンズで撮ったような写真を再現することができる
もちろん本当の大型センサーで取るのに比べたら画像処理感バリバリだが、単純なボケ追加に比べたら幾分自然な仕上がりになる
前回も述べたがSNSに上げるのにぴったりな機能である
作例を載せたいとこだがモードの性質上ポートレートが多くそのままでは肖像権的に載せられないので後日追加しよう
ちなみにワイドアパーチャモードで撮った写真は、デフォルトのアプリであとから被写界深度を変更することができる
購入時のデフォルトは4だが0.95~調整ができる。あまり設定を上げすぎると不自然になりすぎるので写真によって調整できるのはとても良い

ポートレート編

ワイドアパーチャと似たような機能でポートレートモードも搭載されている
これは背景のぼかしと同時に顔検出で美肌効果を付加し、よりポートレートがきれいに撮れるようにしたモードだ
ようはSNOWなどのようなフィルターを追加しているのだが、流石にあそこまで露骨ではなくより自然な感じになっている
ビューティーレベルで効果の強さを調整できるようになっている
しかしこれもワイドアパーチャ以上にポートレートに特化した機能なので載せれるものがない、後日追加
女性を取るととても喜ばれるので重宝している

その他

まだまだ書きたいことがあるが、いくつかだけ
まずはズーム機能
ズームにもモノクロセンサーを使用することで2倍までは劣化を抑えて拡大することができる
これは換算50mm近くに拡大して撮った写真
やはり細部は潰れているが、鑑賞するには耐え得る画質だろうか
これ以上近づくと逃げられそうだったためギリギリを攻めつつ頑張ることができるのは良い
VKY-L29 (3.95mm, f/1.8, 1/120 sec, ISO64)

SS優先モードによる手持ちのちょっと長時間(1/10s)露光
全然長時間じゃないが、手持ちなのでこれが限界だった
きちんと固定すればかなりきれいに撮れると思います
VKY-L29 (3.95mm, f/1.8, 1/10 sec, ISO100)

特殊モードとして他にもHDR、パノラマ、夜間撮影等がある
三脚固定でライトの軌跡や星野写真を簡単に撮れたりするモードもある(使用したことないが)
そしてダウンロードして追加できるモードが有るのだが、それがナイスフードモード
料理を美味しそうに見せてくれるモードらしいのでラーメンで試してみた
一枚目がノーマルで、二枚目がナイスフード
うーん?美味しそうに見えるか??
かなりギトギトな写真になる、これは自分には合わないが素材によってはSNS映えはするのだろうか
VKY-L29 (3.95mm, f/1.8, 1/30 sec, ISO320)

VKY-L29 (3.95mm, f/1.8, 1/30 sec, ISO320)

終わり

カメラ機能レビューは以上で終わりです。
購入してから1年ちょっと
各社カメラ機能は力入れているけど、この機種を買ってとても満足している。
コンデジや一眼レフに叶うわけではないが、常に持ち歩くものとしてとても安心感のある機種である。

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