購入して一年以上すぎ、型落ちしてしまったけどBenQのDLPプロジェクターMW526のレビューをします。
今ではAmazonでは取り扱い終了しており、ほとんど同性能のTW526が販売されています。
更にモデルが変わってるので現行製品を載せておきます。
スペックはほとんど同じで一体何が違うのかがわからない。
特徴は720p(HD)出力のできるDLPプロジェクターで3D対応です。
区分的にはデータプロジェクターなのでカラーホイールはRGBWで色再現性より明るさ重視です。(シネマプロジェクタはRGBRGBホイールが主流です)
今ではTW526は6万前後しますが、私が購入した時はAmazonの通常価格で4万ちょっとでした。
更に私はアウトレット品がたまたま出ていたのでなんと3.2万で購入することができ、とてもお買い得でした。
Amazonアウトレットは倉庫内で傷ついたものや何らかの理由で返品されたもののうち動作に問題ないものが通常より割り引かれて販売されています。区分的には中古品ですがほとんど未使用のようです。
予算5万程度でもうちょっと頑張ってFullHD(1080p)対応にするか迷っていた時期でしたが、この価格が決め手でポチっちゃいました。
今のTW526の値段ならFullHDまで狙ったほうが良さそうですけど。
Amazonでアウトレット品を買うのは初めてでしたが届いてみると傷などもわからないくらいで中身は普通に新品でした。
箱は写真のように元箱をさらに一回り大きいAmazonの箱に入れて配達されました。
中身はおそらく返品物で開封跡がありました。
しかし中身は綺麗で上面パネルにはられている保護フィルム等もそのままついていました。
購入当初はPS3に、今はPS4を購入したのでそちらに接続してゲームや映画を楽しんでいます。
スクリーンは買おう買おうと思ってなかなか変えていません。
壁が白いので直接壁投影でとりあえず楽しんできます。ちょうど80インチくらいの大きさで投影することができます。
初期設定だとデータプロジェクターなので明るすぎて眼に悪いので、エコモードを設定し一番長寿命なモードにしています。
それでも十分すぎる明るさです。
映画を見るときは黒マスクがあったほうがいいのでそろそろスクリーンを設置したいな。
投影距離は短焦点モデルではないため80インチでも3mほど必要で狭い部屋では辛いです。
六畳間程度で壁一面に映そうとすると反対側の壁付近にプロジェクターを設置することになります。(逆に壁に棚を設置し、そこにプロジェクターを奥などで対応しやすいかもしれませんが)
ズームも1.1倍しかなく設置位置はかなり限定されます。(ただズームによって焦点が変わりピント合わせでも投影の大きさが変わるので実質的な倍率はもう少しありそうです)
映像は見ての通りDLPらしい綺麗さがあります。
液晶ディスプレイと違いサブピクセルがなく、一ドットが綺麗です。コントラストもよく黒がきちんと黒くなっていると感じます。
機動戦士ガンダムUC、機動戦士ガンダムTHE ORIGINのBlu-rayなどを視聴しましたが宇宙空間での戦闘がとても臨場感あふれるものになっています。
解像度的には720pと最近のコンテンツを見るには足りませんが、サブピクセルがないことが影響してか気になることはありませんでした。(もちろん店で1080pや4Kプロジェクターと比較した時はやはり大きく違いを感じますけど)
DLP式でよく問題に上がる首振り時の虹色ノイズ(カラーブレーキング)ですが、私は感じることがなく特に気持ち悪さはありませんでした。
一方でRGBWカラーホイールに起因する色再現性の悪さはTI独自のBrilliantColorを有効にしても気になりました。
データプロジェクターは明るいところでも文字を判別できること重視なため色が不正確になります。それを抑えるためにTIはBrilliantColorという技術を使って色を補正しているのですがアニメの時、人肌の表現が特に気になりました。
アニメでの人肌は比較的白に近い肌色が塗られること多いですが、それが色黒キャラのように暗い肌色になってしまいます。
私が持っている映像の中ではカードキャプターさくらの主人公兄の木之本桃矢、クレヨンしんちゃんの野原しんのすけのはだが不自然でした。
ただしこれはアニメ見る時だけ気になっただけで、実写映画や3Dゲームでは特に感じませんでした。
アニメのベタ塗りの時に顕著に感じるみたいです。
このプロジェクターはDLP Link形式での3Dに対応しています。
DLP Linkと言うのは3D映像とメガネの同期に投影映像自体を用い、映像に特殊な信号を混ぜることで同期を取ります。
この技術はTIが開発し一般化されているので、対応の3Dメガネが安価にてにはいります。
私はAmazonで下記のものを二千円で購入しました。
3Dに対応したコンテンツは塔の上のラプンツェルとパシフィック・リムを持っているのでそれを試しました。
3D映像は通常、片目ずつ映像を切り替える都合上明るさが半分になるのですが、3Dモードになるとエコモードが解除され最大の明るさとなるのでそこまで映像の暗さを感じることはありませんでした。
パシフィック・リムは暗い夜のシーンも多くありますが問題なく、かつコントラストも悪く無い感じで視聴できます。
3D作品を見て思うのは、失敗した云々とよく言われるけど3D前提で制作された映画はやはり3Dで視聴したほうが面白いです。
ラプンツェルは老若男女だれでも楽しむことができるのでおすすめです。
レビューはこんな感じです。
正直3万円でこれほど楽しめるとは思っていませんでした。
2015年買ってよかったもの上位に入ります。
50インチのテレビも買いましたが、映画やゲームでしたら断然プロジェクターですね。
同時に色の問題等でシネマプロジェクターが欲しくなるんですけど……
今はこれで満足しているので、また余裕ができたら次は4Kシネマプロジェクターを導入したいな
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